一説には、5000年以上前から使用されているとも言われる「漆喰（しっくい）」。主成分は消石灰であり、数億年前のサンゴなどの海洋生物が堆積・化石化した自然素材です。
住まい工房ではこの漆喰を、標準仕様ですべての天井と壁に贅沢に使っています。
住まい工房が漆喰を選ぶ5つの理由
住まい工房が漆喰を使用する理由はたくさんあるのですが、今回は大きく分けて5つご紹介します。
（１） 調湿効果
（２） 消臭効果
（３） 汚れにくい
（４） シックハウスを抑制する
（５） 優れた意匠性
（１） 調湿効果
住まい工房では、昔ながらの漆喰と、ゼオライトという吸湿能力の高い鉱物のパウダーを混ぜた漆喰を使っています。このことにより、一般的な漆喰よりも調湿性能が高くなります。調湿効果が高いということは結露を防止することができ、結露からくるカビやダニも抑制します。
（２） 消臭・抗菌効果
アルカリ性なので、抗菌作用が働きます。さらに悪臭を吸着し、カビ菌も殺してくれるので、たとえば洗濯物も臭くなりにくいのがうれしいところです。
（３） 汚れにくい
漆喰には静電気が発生しないので、ホコリがたまりにくいのも特徴です。また、静電気が発生しないということは、ビニールクロスに比べて汚れにくい、ということでもあります。
（４） シックハウスを抑制する
自然素材である漆喰。シックハウスの原因のひとつであるホルムアルデヒドなどを吸着・分解してくれるので、内装材として限りなく理想的だといえます。もともとシックハウスの原因となる化学物質を発生させない素材を使った家づくりを心がける住まい工房ですが、漆喰にはさらにそれらを取り除く作用があるのです。
（５） 優れた意匠性
なんといっても、左官職人による漆喰塗りには表情があります。コテを使った手仕事で塗り上げることによって唯一無二の仕上がりとなり、空間に味わいと奥行きが広がるのです。
まるで天然の空気清浄機！漆喰を含めた選りすぐり素材の壁
せっかくの素晴らしい素材の力をきちんと発揮させるため、住まい工房では漆喰以外の壁材料にもこだわっています。一部分だけ高級な素材を用いても、その効果が発揮できない材料でおおってしまっては元も子もないからです。
住まい工房では、漆喰のほかにもサーモウール（断熱材）やモイス（セラミック板）といった自然由来の素材を壁に使用し、何層にも渡って湿気をコントロール。なおかつそれぞれが化学物質を吸着・分解してくれるので、すべての壁が天然の空気清浄機になっている状態です。
実は昔の土壁も、高い調湿性能がありました。しかし同時に、断熱性能が低かったり、ボロボロ崩れてきてしまうといった悩みもありました。私たちは今、昔のいいところしっかりと学びながら、より良い壁を作っています。
すべての壁と天井に漆喰を塗ることで得られる心地よさ
家全体の４割を漆喰塗りにするとその効果効能を体感できると言われていますが、住まい工房の家は、100％漆喰です。壁も天井もすべて漆喰塗り。そんなに贅沢に漆喰を使ってしまうと通常は非常に値段が高くなるのですが、私たちはこれを標準仕様にすることにより、手の届く価格帯を実現しています。すべてを漆喰にすることで、それだけ多くの仕事を左官屋さんに頼むことができるのです。
住まい工房の家で暮らすご家族全員が、末長く幸せに、心も体も健康に過ごせる事。そこを目的とする私たちの家づくりに、漆喰は外せません。だからこそ、漆喰塗りが標準仕様。きちんと呼吸している家では、空気感が驚くほど心地よくなるのです。
住まい工房のおいしい空気を、ぜひ体感してみてください。
