住む人が笑顔で毎日を過ごせる家とは、どんな家なのか?
そんな家を実現するために、何に取り組めばいいのか?

効率化、機械化が進む中、本物を追及し、手づくりにこだわる。
家づくりはお客様にとって一生に一度のイベントだから、
作り手の効率だけで進めるのではなく、お客様との想い出づくりを大切にする。

家で過ごす時間は、人生の半分と言われている。
人生の半分を過ごす家だからこそ、お客様の目線に立ってつくるべきではないか?!

そこに住むお客様ご家族の笑顔を追求する家づくり。
そして、家族の中心であるママが笑顔であれば、
家族全員も自然と笑顔になれるのではないか?

 

「ママが笑顔=家族みんなの幸せ」。

家族みんなが幸せになるために、お客様は家を建てる。
その実現をお客様と共に目指すのが、住まい工房の家づくりである。

 

 

1.住まい工房のルーツ

職人気質で頑固な大工の息子として、この松本市で生まれた代表の中島は、
年頃になった時、「長男だし、大工を継ごう」と決意し、そのまま父の跡を継いだ。

会社を継いた当時は、今と違って非常に景気が良かった。

松本周辺に建設の仕事はたくさんあった。

「とにかく(商売を)軌道に乗せたくて、たくさん仕事をしようと、
大手ゼネコンさんから依頼を受け、下請けの仕事ばかりしていました」

 

当時を振り返り、中島は言う。

確かに、仕事はたくさんさせてもらえた。
お金はあった。

 

でも、何かが満たされない。そこにやりがいを感じることが出来なかったのだ。 

お客様と直接、コミュニケーションをとり、お客様の顔が見えること。
こちらの姿勢がお客様に伝わり、
満足していただけると満面の笑顔でお返しいただけること。

 

直接お客様と関われる仕事がしたかった。
そして、家づくりに特化した仕事だけをしようと決めたのだ。

 

住まい工房の家づくりの原点です。

 

2.天然の木や自然素材しか使わない

 お客様の顔が見える仕事がしたい…。

そうした想いから、家づくりに特化して、
毎日仕事をしていた住まい工房に転機が訪れる。

 

それは平成11年のことだった。

お引渡しをさせていただいたお客様から、
「体調がすぐれない。頭痛がひどい」と連絡をうけたのだ。

その理由は何なのか?

家の中をチェックしても、原因が分からない。
本や資料を読み漁り、知人の伝手を頼って大学の建築の先生とも話し合った。

そんな中、分かったのは、「シックハウス症候群」かもしれない、ということだった・・・。

 当時は今のようにシックハウスのことがまだ世の中にほとんど知られていなかったし、
研究も進んでいなかったので、何が原因なのか、分からなかった。

幸せになるために当社で家を建てて下さったお客様のご家族が、
シックハウス症候群を発症してしまったのは事実。

そしてその原因は、住宅コストを下げるために戦後、日本の住宅に急激に浸透した、
合板やビニールクロス、のりなどの新建材と言われるものの中に含まれる、
揮発性有機化合物(通称VOC)と言うことも分かった。

そして平成12年以降、俗に言う新建材を一切使わず、
無垢のフロア、漆喰、天然木しか使わない家づくりをずっと続けているのである。

お客様にずっと安心して暮らしていただきたい…。
本物の木に触れ、本物の木のにおいを感じていただきたい…。
この想いは、ずっと変わらない…。

 

3.お客様と共につくりあげていく

 住まい工房の家づくりでは、上記以外にも大切にしていることがある。

 それは、「お客様と職人さん、住まい工房のスタッフがトコトン仲良くなっていただく」
ということ。

更にお客様にも積極的に家づくりにかかわっていただく、ということである。

 家をつくるのは、最終的に大工さん、左官屋さん、設備屋さん、電気屋さんなどの
たくさんの職人さんたち…。

しかしながら、実際の家づくりでは、これら職人さんがお客様の顔すら知らず、
「お客様がどんなご家族で、どんなお子様がいらして…」と分からないまま、
現場で仕事をしていたりすることが多いのである。

でも、もし職人さんたちが、現場で仕事をする前に、お客様の顔を知って、
更にお客様の想いを分かった上で現場に入ったとしたら、
心を込めてより良い家が出来るのではないだろうか?

住まい工房の代表、中島は、自身が職人だったから、職人の気持ちが分かると言う。

「職人さんが自分の子どもや兄弟の家を建てる際は、
すごく想いを込めて、仕事をするんです。

それは、そこに住むお客様のことを職人さんが知っていて、
『この人のために…』と想って仕事をするからです。

ということは、実際に現場がはじまる前に、
職人さんにお客様のことを知ってもらう機会をつくろうと思ったのです。

意気に感じて、職人さんに仕事をしてもらいたい。
そして、職人の想いが詰まった、どこかあたたかさを感じる家をご提供したい…」

そんな想いで、着工前にお客様ご家族と職人さんたち、
更に住まい工房スタッフが一堂に集まり、茶話会をひらいているという。

また、家づくりがスタートする前に恒例になっているのが、お客様ご家族も参加する、柱磨き。
お引渡し前にお客様と一緒におこなう、ワックス塗り。

「この大黒柱、私が皮をはいで、磨いて出来たのよ~」

「無垢の床にワックス塗るの、大変だったけど楽しかった~」

とお子様にとって、家族にとって忘れない想い出を家づくりという、
家族にとって一大イベントの中でつくることが出来たら…。

住まい工房として、そんな家づくりを追求したいのだ。

作り手の都合で、効率のみを追求した家だと、どこか冷たい感じがしませんか?

 家づくりを通じてお客様と心と心のつながりを深めたい。

そして日本古来の手づくり感、素材感あふれる家を提供していきたい。

そんな想いで今日もスタッフが仕事をしているのだ。

 

4.お客様が安心して住める家をこれからも・・・

 今、住まい工房で特にこだわっていることがある。

 それは、「産地が分かり、安心できる木材を使う」ということだ。

 こうした考えに代表の中島がなったのは、2011年の東日本大震災の影響からである。

「福島原発から出た放射能の問題が、家づくり、特に木に関して
どんな影響を与えるのか、すぐに心配になりました」

木そのものを使っている住まい工房にとって、
もし仮にセシウムを吸い続けた木材を使ったとしたら、
お客様にとって大問題になる、と考えたのだ。

合わせて、1986年に起きた、当時ソビエト連邦のチェルノブイリ原発事故の影響も
調べてみたのである。

そんな中で、チェルノブイリの事故後、
周辺の木材は5~6年にわたってセシウムを吸い続けた、という研究結果があった。

住まい工房では、家づくりに使う木を
お客様に胸を張って「安心です!」と言える、木曽のひのきや長野県産材を使用している。

安心して家づくりに使用できる木とは、一体どんな木なのか?
伐採した後、どのように熟成させれば、木の性能を最大限発揮できるのか?

木の本質的な価値を理解しているからこそ、
産地や伐採・乾燥方法にとことんこだわる。

自然のものをそのまま使う家づくりだからこそ、素材の吟味・研究は欠かさないのだ。